「介護士って仕事が大変そう・・・。」
「給料も低いって聞いたことあるけど実際どうなの?」
「新しい仕事にチャレンジしたいけど介護ってできるの?」
このような疑問や不安を抱いていませんか?介護の仕事は大変な仕事ではあります。しかし、楽しさややりがい、高給与といった魅力もたくさんある仕事でもあります。
この記事では、介護という仕事のやりがいや魅力についてご紹介していきます。もし、介護士に興味があったり、転職を考えていれば参考になるはずです。
介護職は、人生を後悔させない仕事

介護職とは、その人の人生を後悔させない仕事です。介護サービスのご利用者様は様々ですが、少なくとも皆様は余生を楽しく、悔いなく過ごしたいと願っているからです。
そのため、介護士たちはご利用者様の余生をどうすれば楽しんでもらえるか、後悔することなく過ごしてもらえるかを考えています。サービスを提供し、ご利用者様から「ありがとう」と言われ、クシャっと笑ってもらえる時が介護士の一番うれしい瞬間です。
マザー・テレサの有名な言葉があります。『人生の99%が不幸だとしても、最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる』というものです。
介護職は、この1%の幸せを作るために、楽しんでもらうために、後悔させないために仕事をしています。
介護職の仕事について

まずは、介護職がどのような仕事をしているのかご紹介します。介護士の仕事は、ご利用者様の心身の状況にあわせた介護サービスを提供することをさします。その中でも、主に2つの業務に分かれています。
身体介護
ご利用者様の身体に直接触れる介護サービスのことを身体介護といいます。具体的には、食事介助や入浴介助、排泄介助、移動や移乗介助などをさします。
誤解されやすいのですが、介護=全て何かをしてあげること、だと思われがちです。しかし、本来は自立支援を重要視するサービスです。自分でできることはご利用者様本人が行い、ご利用者様だけでは困難な部分をお手伝いすることが基本です。
生活援助
生活援助とは、ご利用者様の身体に直接触れることのない介護サービスのことを言います。具体的には、掃除やゴミ出し、洗濯、ベッドメイキング、衣類整理や修理、調理、生活用品の買い物、薬の受取などがあります。
どちらかと言えば、ご利用者様の生活をお手伝いする位置づけで仕事をします。
介護職の役割とは?
介護職の役割は、「身体介助や生活介助などを通し、利用者の自立支援をすること」です。
世間一般で、介護=ご高齢者のお世話をしてあげること、と考えられがちです。
しかし、本来の役割は、ご利用者様が自分で何か行うことを支援することが介護士の役目です。
人は、誰しもが助けを借りることなく生きていきたいと考えています。しかし、歳を重ねることでどうしてもできないことが発生します。
この葛藤を理解し、寄り添いながら支援をすることで、ご利用者様と介護士は信頼関係を築けます。この関係は、何にも代えがたいものになります。
ご支援をした後、ご利用者様から「ありがとう」と言われる時のうれしさや感動は、介護職でしか味わえないものでしょう。
介護職の魅力とは?

ここからは、介護職の魅力についてご紹介していきます。仕事のやりがいと併せて、給与やキャリアに関する魅力もお伝えします。
感謝の言葉や笑顔に直接触れられる
多くの介護士が、直接感謝の言葉や笑顔を見れることがやりがいだと言います。社会人になって、笑顔で「ありがとう」と直接言われることは少ないはずです。
介護職は、直接感謝の言葉を聞ける数少ない仕事の1つです。
「〇〇さん、ありがとう」と笑顔で言われると、誰かの役に立てていると実感を得られる仕事のはずです。
ご利用者様の変化を感じられる
ご利用者様の変化を見た時、介護士はとてもうれしい気持ちになります。今まで歩けなかったご利用者様が歩けるようになった時や、元気な表情を取り戻してくれた時は、大変やりがいを感じるはずです。
介護の仕事は、ご利用者様が自分で何かすることを支援することです。
今まで、ご利用者様が自分でできなかったことが、できるようになる姿をみて、変化を感じられた時にやりがいや働きがいを得られます。
性別や年齢に関係なく働ける
介護職は性別や年齢に関わらず働くことができます。介護業界は、適材適所で活躍できる仕事だからです。
介護業界と聞くと、女性が多いと言われます。しかし、体力を使うシーンや力仕事が必要な場面もあり、男性も活躍することはたくさんあります。ご利用者様のご家族のご要望で、男性職員、女性職員どちらかの介助を希望されることもあるほどです。
また、年齢も同様で、20代~70代まで幅広い介護士が活躍しています。ご利用者様に寄り添った介護をする上で、性別や年齢は関係なく仕事に取り組めることも魅力です。
キャリアアップが目指せる
介護職はキャリアアップが目指しやすいことも特徴です。資格取得をもとに、経験や技術を積んで専門性を高めて行くことができるからです。
介護職員初任者研修から始まり、介護福祉士実務者研修、そして国家資格の介護福祉士は多くの介護士が目指す資格です。さらには、ケアマネジャーを目指して専門性をさらに高めて行く人もいます。
また、介護業界は景気や社会情勢に左右されない安定した仕事です。キャリアアップを目指して、長く業界内で働くことも出来ます。
給与水準が高い
意外だと言われますが、介護業界は給与水準が高めです。
日本人年収の中央値が366万円に対して、介護士全体の平均年収が379万円です。男性介護士の場合は、平均年収は400万円を超えています。
つまり、日本人年収の真ん中より高い条件で仕事ができます。また、景気に左右されにくいため、急な給与ダウンや賞与カットも起こりにくいです。
少し余談ですが、介護業界は介護保険が収入源です。そのため、収入の減少が考えにくく、社会的信用性も高いためローン審査が通りやすいです。
給与もそうですが、マイホームを建てたい人や好きな車を楽しみたい人にも魅力ではないでしょうか。
介護職にチャレンジしてみよう
今回は、介護業界の魅力ややりがいについてご紹介しました。
介護職は、ご利用者様の自立を支援することが目的です。できないことができるようなる瞬間に立ち会えたり、日々の生活で感謝の言葉をもらえることは、本当にうれしい気持ちに慣れます。
それだけではなく、キャリアパスや安定した業界、給与水準が比較的高い点で、仕組みがしっかりした業界だと感じてもらえたはずです。
気になった人は、介護職の求人や介護職を取り扱うエージェントに是非相談してみてください。