転職回数は多いと不利になるの?実は有利になる場合もあります!

転職を考えた時のネガティブな要因の1つに「転職回数」と言うのがあります。

初めての転職を考えている方には関係ないかもしれません。

しかし、すでに転職を何回か経験しており、「また転職をしようか?」考えている人の場合には、悩みの種になってしまうこともあります。実際に弊社でもよくご相談をお受けます。

転職回数がどれくらいからだと多いのか?というのは一概には言えません。

感じ方は人それぞれですが、就職支援をしている立場からすると、30歳で3~4回以上を転職をしていると、「転職回数が多いな」と感じます。

日本社会では「転職回数が多いと不利になる」という固定概念があり、「転職回数」が多いことを不安に感じている方も多いでしょう。

この記事では、本当に転職回数が多いことが就職にネガティブな影響を与えるのか?というところから、「実は有利になる場合もある!」ということを解説します。

転職回数が多いと不利な理由

まず、30代前半で3~4回以上を転職経験していると、「転職回数が多いな」と感じられることが多いです。

実は私も転職は4回経験しており、このことを他のエージェントさんに言うと、「多いですね」と皆さんに言われてます。

31歳ですと、留年や浪人せず新卒で社会人になった場合は約8年目くらいになります。

そこで4回となると、2年に1回は会社が変わっているということですから、「一つの企業で3年は働け」といわれる日本社会では確かに多いと判断されるのかもしれません

転職回数が年齢に比して、平均よりも多いとどうして不利になってしまうと考えられているのでしょうか?

それは、「どうせすぐまた辞めるんでしょ?」と思われるからです。

いわゆる短期職歴というのがあまり良い印象になっていない世の中ですので、働く先をコロコロ変えているというのは、あまり良い印象にならないと一般的には判断されます。

「せっかく採用してもまた辞めるかもしれない….」と採用側は考えます。

採用活動には、広告費や採用費用だけでなく人的コストも発生します。また、入社後の教育のために割いたコストが無駄になる可能性もあることから、採用側は慎重になってしまうのは仕方ありません。

実際転職回数に制限を設けて採用活動をしている企業も一定数存在します。

実力があるなら転職回数は不利にならない

しかし、今は転職回数が多いという人でも、大して転職に不利じゃないというデータもあります。

転職回数は気にはするけれど、しっかりとした理由があれば採用に至るケースも当然あります。実際の採用実績を聞いてみたところ、4回以上の転職回数は35%が「気にする」と回答していましたが、実際の採用実績では、4回以上の転職経験者を63%が「採用したことがある」と回答。企業の事情にもよりますが、特に書類選考が通過している場合は、転職理由の伝え方が重要なポイントと言えそうです。

https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/

昔の価値観では、単純に会社を頻繁にコロコロ変えているならNGという決めつけがありました。

しかし、昨今は成果や努力を認められるようになっています。仮に頻繁に会社が変わっていても、その会社ごとにきちんと成果を出していけているならば、環境などが変わっても柔軟に対応していける貴重な人材と見なされている可能性があるのです。

様々な環境に対応して、会社がコロコロ変わっても、そこまで毎回一定の成果を挙げられる人材は貴重ですよね?

このような方の場合、全く転職に対して不安に感じずに、自分の経歴や目的意識を明確に話すことで「転職回数」は逆に有利に働く可能性があります。

ネガティブな理由で転職回数が多い場合はダメなの?

しかし、世の中の全員が実力で社会を渡ってきているわけではありませんよね。そうです、転職回数の多い人が誰でも高評価を得られるというわけではありません。

でも、30代までならチャンスがあります。

もし結果や実績に自信が無くても、目標や転職理由、前職の経験を通して感じた応募先企業への志望度などを伝えることができれば、「初めての環境でも人間関係を築ける」「新しいことにどん欲にチャレンジする人材」として評価してもらえる可能性があります。

他にも明らかに転職回数の多さを素直に反省することもアピールにつながる可能性もあります。「もう後がない、だから本気なんです」というのは伝わる場合も多いです。

自分がそれまでい在籍してきた会社でそれぞれ何をしてきたか?どういう成果を出したか?どうやって貢献をしてきたか?それぞれ1社ずつ洗い出してみて、それをアピールするために分析をする必要があります。

転職回数が多いことで悩む必要はない!

転職回数が多くても、そこでやってきた経験が入社する会社で力になるようなことであれば、転職回数の多さは不利になるどころか、むしろ有利に働くこともあります。

20代で10回も20回も転職しているとか、よほど極端な回数転職を経験していない限りは、昔と違って心配しなくても良い、チャンスもあると私は考えています。

「転職回数が多いと不利になる」という思い込みを捨てて、「むしろ転職回数の分だけ経験があるからアピールしてやろう!」くらいの気概を持って転職活動をすれば絶対にうまくいきます!

あまりネガティブになりすぎずに、自信を持って新しい会社に勤めるために転職活動を頑張ってください!

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