既卒として就職活動を頑張っていらっしゃる人も多くいると思います。「既卒だから正社員になれないのでは….」「実際採用されない….」と不安に感じていませんか?
世間的には「既卒の就職活動には厳しい」というイメージがあると思います。
既卒になったことは間違いなく良いことではありません。
厳しい面もありますが、「既卒になったから人生終了だわ…」と絶望する必要はありません!
本記事では、この状況を覆すためにはどうしたらいいか、そもそもそんなにネガティブなことなのか?を整理していきます。
既卒の正社員就職が厳しいと思われるのは何故か?
そもそもですが、既卒とは学校を卒業してから一度も就職をしていない人のことを指します。
既卒になる理由は、例えば「在学中に就職活動を続けていたけど内定がもらえなかった」「公務員を目指していた失敗した」「大学院の勉強をしていた」などです。また、既卒ということになると「社会人としての経験がない」ということにもなります。
このように、既卒になる理由がネガティブな事柄が多いため、就職活動で不利になると思われるのです。
そもそも新卒就職って難しくね?
本記事を書いているSUISUI 代表の私も新卒就職で苦労しました。
そのため、「新卒就職って皆が言うほど有利じゃなくない?」と思っています。
新卒就活で成功した人を観察したり話を聞くと、事前に働くことに対する知識を持っていたり、新卒就職がどれだけ重要なのかを知っていて行動をしていたり、もともと超優秀だったとかばっかりなので、「まあ将来なんとかなるだろう」と何もしていない私には無理ゲーでした。まあ私が全部悪いだけなんですが。笑
このように知識が無かったり意識が弱い状態では、適切な相談先がないとどうしようもありません。
新卒の時って相談するとしたら、先輩か友達、あるいはキャリアセンターくらいなので、正直内定に役立つようなアドバイスを貰える可能性は低いです。先輩や友達の成功体験を聞いても自分がそれが「できる?」かといわれると「できない….」場合も多いです。キャリアセンターは、行かないよりはマシですが、まあ役に立たないという意見は良く聞きますね。
新卒就活って基本みんな取り組むはずなので、一見周りに仲間がいっぱいいるように感じますが、結局1人で戦って、内定を1個とれるか?とれないか?という状況になります。これってメッチャ厳しくないですか?
大多数の人が1度痛い目を見ないと学習できないと思いますので、あまり大きな失敗がなかった学生生活を送ってきたり、追い詰められても何とかなっちゃった人であれば新卒就活もなーなーでやってしまう人が多いのではないかな?と私は思っています。
既卒は新卒就職の時よりもモチベーションを高く活動がしやすい
既卒になっているということは、イコール新卒の就職活動で失敗しているということなので、基本的には失敗を繰り返さないように行動すると思います。しますよね?
そうなると、よりよい将来を実現するために内定獲得のために行動がしやすくなり、なんとか自分の実力を上げていくように模索するようになります。そうすると、どこかのタイミングで既卒や第二新卒の転職を手伝ってくれる会社がたくさんあることに気づきます。
新卒の就職活動の時に使っていた、リクナビやマイナビは、せいぜい求人を探すということとエントリーをすることくらいのはずなので、しっかりと支援をしてくれる転職支援会社に巡り合えた場合、新卒就活の時とは全く違う素晴らしい就職活動をすることが期待できます。
1人だけで就活をするよりも、面接対策をしてくれたり、しっかりと良いことも悪いこともフィードバックをくれる存在がいるのは非常に助かります。彼らの支援があれば、就職活動のモチベーションを高く維持することもできるため、新卒の時よりも間違いなく良い成果を期待できます。
これは既卒が新卒の時よりも気持ちでもサポート面でも有利になっていると明確に言えると思います。
実は既卒でも新卒枠に応募ができる
就職エージェントを利用してモチベーションを高く保つことができたとしても、「やっぱ既卒は就職で不利。。。」というイメージがあるかもしれません。
でも、これはあくまでイメージにすぎません。
意外と知られていないんですが、実は既卒でも新卒枠で企業に応募ができるのです!
厚生労働省の調査によると、新卒枠の採用枠に既卒が応募可能な企業が69%も存在したのです・・・!
令和3年度新規学卒者の採用枠での正社員の募集を「行った」事業所のうち「既卒者は応募可能だった」とする事業所の割合は、調査産業計で69%となり、そのうち「採用にいたった」のは38%となった
厚生労働省「労働経済動向調査の概況(3)既卒者の応募可否および採用状況(14p)」
どの業界も働き手が不足している現代ですので、既卒者のような若い人材のニーズは高いのです。
また、過去には既卒者を新卒枠で募集・採用した企業には国から奨励金が支給されたこともありました。
現在は終了していますが、「三年以内既卒者等採用定着奨励金」というのものが存在し、既卒者を新卒枠で募集・採用した企業に奨励金が支給されることもありました。政府による若年層の就職支援は今後も定期的に行われることが推察されるため、既卒を新卒枠で募集する企業が増えると予想できます。
この点からも、必ずしも既卒が不利になるということは言えないことがわかります。
企業が既卒者に期待することはなにか?
企業が既卒に期待することは、新卒採用の時よりも分かりやすく明確です。
- 「素直で育てやすい人材か」
- 「一緒に働きたいと思えるか」
- 「入社意欲が高く熱意があるか」
- 「失敗や挫折を跳ね除けられるか」
第二新卒や、中途とは違った目線で既卒者を評価します。既卒者の受け入れを考えている企業は、そもそも基礎的なビジネススキルの有無は考えていません。ポテンシャルや人柄を評価する傾向にあります。
新卒でも上記のような特徴を見る企業は非常に多いですが、すでに既卒であることのフィルターがかかっているため、新卒のときよりも上記ポイントを抑えた対策をすることで内定が取りやすくなります。
採用側の考えが推察しやすく対策しやすいのも、既卒のメリットと捉えることができるかもしれません。
最後に
本記事では、あくまで既卒が新卒よりも有利な点をあげていきました。
既卒の方が具体的に内定を取るための対策方法は、別記事でフォローしています!
「既卒だから就職できない」とかネガティブになる必要はありません。
「既卒だからできるアピールをして、さっさと働いちゃおう!」くらいの気概を持って転職活動をすれば絶対にうまくいきます!
自信を持って新しい会社に勤めるために転職活動を頑張ってください!