
新入社員で仕事辞めるのは甘えと言われました。
最近うつのような症状が出てきてしんどい。
周囲の反応が怖くて辞める決心もできません。
こんなお悩みを持つ方向けに、安心して転職活動をしてもらえるように、解説をします。
実は、新卒1年目で転職することは甘えではありません。
実は、大学卒業者のうち1年以内に退職する人は毎年約11%、3年以内に退職する人も毎年約31%いるというデータが厚労省より公開されています。

新卒三年以内の退職率を見ると、約3人に1人が退職しており、短期離職は一般的になっています!
向いてない仕事を続けたり、ブラックな環境で働き続けると、最悪の場合”うつ病”等の精神病になってしまう可能性があります。
SUISUIメンバーも、代表者も、かつて新卒1年目でうつ病になった経験があります。
ですが、早めに退職したおかげで今は社会復帰ができ、元気に働くことができています。
この記事では、1年目の転職が甘えではない理由を説明していきます。
新卒1年目の転職は甘えじゃないこと!
“新卒の仕事をすぐ辞める”=”甘え”と風潮されている理由
新入社員で退職を考えるべき状況
新卒1年目がめちゃくちゃ仕事を辞めたい時にやるべきこと
今の時代、新卒も短期離職はふつうであること!
1年目の従業員を死ぬほど働かされたり、パワハラが横行している企業で、”うつ病”になるほど辛い目に合ってる人は転職を真剣に考えてください。お願いします。
新卒1年目の転職は甘えじゃない!正しいキャリア形成の方法
「仕事辞めるのは甘え!」「すぐに辞めるやつは根性なし」という意見もありますが、はたして本当でしょうか?
新卒入社をした会社を辞めようと考えた時に、ネット上で「転職までとりあえず1年頑張れ」とか「とりあえず3年働いてから転職するべき」という言葉を見たことがあると思います。
このようにネガティブな考えも根強いですが、実際は若ければ若いほど転職も有利ですし、転職をポジティブに捉えてる人も増えているため、まったく甘えではなく、むしろ正しいキャリア形成の行動ともいえます。
ここからはデータを元にお話しいたします。
新卒者で一年以内に辞める人は10人に1人
実は、大学卒業者のうち1年以内に退職する人は毎年約11%、3年以内に退職する人も毎年約31%いるというデータが厚労省より公開されています。
平成31年3月卒の就職者数は466,722名。
3年目までの離職者数は146,890名、そのうち1年目までの離職者数は54,439名
新規学卒者の離職状況 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html
データからも過去の慣習にとらわれない人も増え、第二新卒として転職が当たり前になっていることが推察されます

「新卒の時の会社選びミスった」と感じて挽回しようとしている人が沢山いるということです!
第二新卒の就職難易度は高いのか?
結論、第二新卒の受け入れに積極的な企業は多いため、就職自体の難易度は高くないことが推察できます。
これはSUISUIメンバーの所感ではなく、実際の調査結果をもとに推察できる情報です。
マイナビ転職が2018年に中途採用を行う企業に対して実施した調査では、次のような結果が出ています。
採用した雇用形態で、最も多かったのは「社会人の正社員(中途、第二新卒)」の75.6%で、企業は即戦力になる中途社員の採用で、最も人材不足を補っていることが見て取れる。
特に「社会人の正社員(中途、第二新卒)」を募集する可能性を示す企業は約8割(79.9%)にも上り、中途の正社員採用を中心に、ますます採用意欲が高くなることが推測できる。
人手不足が顕著な中、採用コストは雇用形態に関わらず上昇傾向。

上記の情報だけですと、中途採用という括りになっているため、第二新卒が本当に歓迎されているのかは見えてきません。
そこで、この調査から5年経過した2023年に、本調査を実施したマイナビ転職にて「第二新卒歓迎」というキーワードで求人検索をしてみたところ、約14,500件の求人のうち約11,500件の求人がヒットしました。

若年層向けの求人を出している企業のうち、約80%が第二新卒歓迎ということです!!!
これらのデータからもわかるように、第二新卒だからといって転職が難しいとは一切なく、むしろ多くの企業が第二新卒を求めている状況ということが分かります。
そのため、「短期離職した!から就職できないのでは?」という不安は捨てて問題ないということです!
若者の多くは転職をポジティブに捉える人が多い
2019年のリクナビNEXTの調査では、どの年代でも、特に年代が若くなるにつれて転職をポジティブに捉える人が多いことがわかります。

キャリアの変更や転職は当たり前の時代になっており、「早い段階から幅広い経験を積みたい」「複数の職種を経験をして違う視点を持ちたい」とポジティブに活動する若者が増えています。
若者のキャリア形成への意識は向上し続けている
前述のとおり転職に対する抵抗感が減っている理由は、若者がより良いキャリア形成をすることを目指して、ポジティブに活動する人が増えているからです。
まず、近年の20代の社員は「仕事での成長のイメージ 」を明確化している人が多く、自立的にキャリア形成を実施している若者は増えています。

また、20代前半社員の仕事選びで重要視する点は変化しており、「スキルの習得」や「資格や免許の取得につながること」、「研修が充実していること」というように、自分自身が成長できるかどうかという点を意識している人が多いです。

ここから、若者の多くは、たとえ苦労して入社した企業でも「成長できる環境ではない」と判断したら辞めることに抵抗がなく、実行する人が多いと推察できます。
このような前向きな若者が増えている中で、逆に新卒入社した企業を見限れない、しがみつこうとする人は淘汰される可能性すらあります。
もしこのような高い意識を持っていないとしても、配属ガチャでハズレを引いてしまったいる場合は、やはり転職を意識するべきでしょう。
同じ会社での部署移動に何年かかるかは分かりません。会社への要望が通る可能性が低く、辛い環境で働き続けるよりかは、そもそもの会社を変えるというのも一つの手段です。

とりあえず脳死で3年過ぎるのを待つのはNGです。
安くコキ使える労働力として新卒を扱う悪い企業の思うつぼです。
“新卒の仕事をすぐ辞める”=”甘え”と風潮されている理由
新卒で仕事を辞めたいことを誰かに相談する場合、高い確率で反対されたり、諭されたりするでしょう。
「入社してすぐに辞めるのは甘え」「辞めてどうするの?考えがあるの?」「他社でも通用しないよ?」と反対意見を言われるでしょう。
そもそも、なぜ新卒入社した会社を辞めるのを反対するのでしょうか?
採用企業は新卒採用に多額のコストをかけている
採用企業は多額のコストをかけて新卒社員を採用しています。
単純にすぐ辞められるようであれば、採用コストが無駄になります。
そのため、「辞めてどうする?」「辞めるなんて甘えだ」と厳しい言葉をかけて、なんとか退職を阻止しようとしてきます。
上司は責任を取らせる可能性がある
上司や先輩は”新卒社員を教育して一人前にするミッション”があるため、辞められると評価に影響があります。そのため、辞めさせないように行動をします。
また、自分が辛い環境で働いている中で、辞めようとする人間を見ると腹が立つこともあり、「甘えだ」と言う人もいるのです。
上司が自分に寄り添って話をしれたり、サポートしてくれるなら良い会社の可能性も高くありますが、高圧的な姿勢をとるような上司なら、全社的にそういう風土である可能性が高いです。
もし”モラハラ”や”パワハラ”をするような上司なら、見切りをつけることも必要でしょう。
新入社員で退職を考えるべき状況とは?
この記事にたどり着き、ここまで読んでいるあなたは、“もう仕事を辞めたい”と考えていると思います。
“辞めたい”という気持ちは、“辞めない”と消えません。
合わない環境で無理をして働くのは、貴重な20代の時間を無駄にするのは損失でもあり、後悔にもつながります。
もし以下のような状況に合致するなら、退職を考えるべきでしょう。
- 人間関係のストレスに耐えられない場合
- 超長時間労働をしている場合
- 精神病になってしまった場合
人間関係のストレスに耐えられない場合
仕事は一日の大半を占めるため、職場の人間関係で悩む機会も多くなります。
実際に、労働政策研究・研修機構が21~33歳を対象にした調査結果によると、3割近くが人間関係を理由に退職をしています。

人間関係の悩みを代表とする心理的ストレスは、じわじわとメンタル面や仕事のパフォーマンスに負の影響を与えます。
特に新入社員は社内での立ち回りがかなり難しく、ストレスを抱えやすい立場です。
新卒の時の配属ガチャに失敗して、パワハラ教育係がパワハラ上司にあたったら最悪です。教えてもらう立場になるため、その人から逃げることはできません。嫌な上司と毎日過ごさなければいけません。

人間関係が悪い職場は、仕事に集中できません。
自分の能力も伸びづらいので、退職を考えるべき状況です。
超長時間労働をしている場合
これは分かりやすいと思います。”超”長時間労働をしているなら、体を壊す前に退職を考えましょう。
もし目的意識があり、成長のためやキャリアアップのために長時間の労働をするな問題ありませんが、そうでないなら破滅につながりかねません。
SUISUIメンバーの多くも、超長時間労働を経験し、潰れたことがあります。

“超”長時間労働は後述する精神病になる可能性が非常に高くなります。。。
精神病になってしまっている場合
会社の環境が悪く、いま精神病になったり病気になり”休職“しているなら退職を考えるべきです。
病気になるくらい負荷がかかった環境や人間関係に問題があるなら、復帰したとしても同じことを繰り返す可能性が高いからです。
特に精神病は不安から解放されたゆっくり休む必要があり、会社に所属したままでは不安を続けることにもなり、病気が長期化する可能性があります。

精神病になってしまったら、まずは休み回復するのを最優先にしましょう。
そうしないと、人生を棒に振ることとなります。。。
新卒1年目がめちゃくちゃ仕事を辞めたい時にやるべきこと
- “適切な誰か”に相談する
- 将来のキャリアプランを明確化する
- 転職・退職する
仕事を辞めたいと感じた時は、誰かに今の不満をぶちまけましょう。
誰に相談するか迷うと思いますが、親や友人に話してもいいですが、必ずしもあなたに寄り添ってもらえるとは限りません。
逆に近しい人に相談することで、マイナスに働くケースもあります。
相談する先に悩むようであれば、転職支援のプロである転職エージェントに相談するのがオススメです。
無理やり求人を進めてくるエージェントもいますが、転職エージェントの中にはホスピタリティ精神にあふれた人達もたくさんいます。
今の働き方の状況の確認や、良い人生のプランニングをしてくれる、キャリアの健康診断のような形で使うこともできます。
誰かに相談しただけでは、「どうせ解決しないじゃん」と思うかもしれませんが、問題解決だけが相談する目的ではありません。
- 不安の言語化
- 悩みの整理
- ガス抜き効果
- アイデアの発見
- 逃げ道の発見
恐らく初回の相談だけでは、問題が解決しない可能性がありますは、相談には上記に挙げた効果が期待できます。
「相談なんかしても意味ないでしょ笑」とか思わずに、一度誰かに相談してみましょう。
将来のキャリアプランを明確化する
新卒で入った仕事を辞めたい人は、改めて自己分析をして「将来のキャリアプラン」を明確化しましょう。
別にやりたいことが見つからなくてもいいのです!
よく「やりたいことを見つけよう!」と解説している記事は多いですが、若いうちに「やりたいこと」なんて見つけるなんて正直難しいと思います。
各社が出している自己分析ツールとかを使ってみても、表示されるデータはあくまで統計データを基としているだけなので、あなたの本当に”やりたいこと”ではない可能性も高いです。
一番良い自己分析は、第三者と話しながら自己分析を行う方法です。
もし今”やりたいこと”がなくても、”やりたいこと”が分かった時に、できるようにする。
そのようにキャリア形成の準備をしていくことを、私たちSUISUIは面談しながら道を示していきます。

将来すいすいと生きていくためのキャリア形成ができるのか?
あなたの人生を考えながらお話をさせていただきます!
転職・退職する
誰かに相談して区切りをつけてもいいかなと思ったり、本当に仕事が辛くて辛くて精神が参ってしまうくらいキツイなら、転職・退職を検討しましょう。
しんどい状況のまま働き続けると、「甘えだ、お前には他に働けるところはない」と心が支配されてしまします。
最後に:今の時代、新卒も短期離職はふつう!体調を崩す前に行動しよう!
新卒で働きすぎたり、メンタルが崩壊しそうで、仕事を辞めたいなら以下の行動をしましょう。
- “適切な誰か”に相談する
- 将来のキャリアプランを明確化する
- 転職・退職する
1年目での転職は甘えではないので、ヤバくなる前に行動しましょう。
とはいえ、「転職したいけど何がしたいか分からない」「第二新卒って本当に転職できるの?」と不安になる方もいますよね。
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