フリーターでなにが悪いの?フリーターの考えられる末路と対策方法

就職をしなかったり、会社を会社を辞めてフリーターになるのは悪いことなの?

自分では稼げてるからいいと思うけど。。。

こんなお悩みを不安を持つ方向けに、「フリーターで何が悪いのか?」ということを解説します。

若いうちはフリーターとしての働き方もいいですが、実際年齢を重ねると不利になることもあります。

フリーターは自由な面がありますが、将来的なデメリットを把握しておきましょう。

大変な事態に陥るかもしれません。

この記事で分かること

フリーターのメリットとデメリット

フリーターが生活できなくなった時の末路はどうなるのか?

正社員になれないフリーターの特徴

フリーターが就職する方法

夢を追うためにフリーターでいる人もいると思いますが、それが許されるのは20代のうちだと思ってください。

本記事ではフリーターでいつづけることのデメリット、正社員になることを勧められる理由について解説します。

フリーターのメリット

フリーターはやめた方がいいよ」と周囲の人に言われると、「フリーターで何が悪いの?」と感じる人もいるでしょう。

自分の稼ぎだけで生活は成り立っているし、このままで十分幸せな生活を送れているのに、なぜ周囲は正社員になることを勧めてくるのでしょうか。

フリーターという働き方の4つのメリットについて、それぞれご紹介します。

シフトを自由に組みやすい

フリーターの最大のメリットは、「自分の自由な時間を取りやすい」ということでしょう。

勤務日や勤務時間が比較的柔軟

アルバイトとして雇用されている場合、通常は労働時間や勤務日数といったシフトの希望を出して働くケースが多くなります。勤務日や勤務時間の定めがある正社員と異なり、フリーターの場合は自分で予定を決めて働くことができます。

採用後に雇用契約を結ぶ際、週ごとの勤務日数や勤務時間を決めることになりますが、都合が変わった場合には、相談して契約内容を変更してもらうこともしやすいです。正社員では勤務日数や勤務時間を自分の希望通りに調整してもらえるのは難しいでしょう。

たくさん働きたいときに融通が利く職場も

フリーターはシフト制が一般的ですが、「今月はたくさん稼ぎたい」と考えた場合、職場によっては勤務日を増やせます。また、希望を伝えておけば、ほかの人が入れなくなったシフトなどに優先的に入れてもらえるケースもあります。

どの程度シフトを増やせるかは勤務先の都合にもよりますが、人手不足の職場であれば、ある程度希望が通ることも多いでしょう。

バイトの掛け持ちができる

フリーターにはアルバイトの掛け持ちが自由、というメリットもあります。

アルバイトの掛け持ちは禁止されていない

正社員は掛け持ちでほかの会社の正社員になることはできません。しかし、フリーターはそういった制限がないため、複数のアルバイトを掛け持ちすることも可能です。

たとえばこの日は早朝の品出しのバイトをして昼からはカフェ店員として働く、他の日は夕方から居酒屋でバイトをするなど、日によって違うバイトができるのです。

アルバイト以外の副業も問題ない

もちろん、アルバイト以外に副業を行うことも何も制約はありません。UberEatsやクラウドソージングの案件といった「スキマ時間に稼げる副業」をしても、フリーターの場合は問題になることはありません。正社員でも副業OKの企業も増えていますが、フリーターはほぼ100%副業ができます。

自分の時間を有効活用して収入を得やすいという点も、フリーターのメリットのひとつといえるでしょう。

正社員より気軽に仕事ができる

フリーターは正社員と比べて、仕事に対する責任は少ないです。そのため、ノルマや上司からのプレッシャーなど、仕事の重圧を感じることなく、気軽な気持ちで仕事ができるという点があります。

重い責任を課されることはほぼない

たとえばスーパーやコンビニのアルバイトとして働いている場合、たとえばレジや品出し、接客などのように、業務内容は限られるのが一般的です。アルバイトなら、スーパーの運営や採用等に係ることはないでしょう。

一方、職場の責任者はその企業の正社員であるため、仮にフリーターが仕事でトラブルを起こしてしまっても、最終的にその責任を取ったり謝罪したりするのは正社員であることがほとんどです。

正社員の場合、店やスタッフ全体の管理を任されているため、店の売上やシフト調整などの業務も常にあり、上司や本部などからのプレッシャーもあります。

アルバイトの場合は決められたことをしっかりとやるのが仕事になるため、そこまでプレッシャーを感じることは少ないでしょう。

多大な損失を与えた場合は別

ひとつの職場で長期間アルバイトをしていると、バイトリーダーというアルバイトの管理や店の経営に関わるポジションに就くこともあるかもしれません。しかし、最終的な責任の大半はやはり、その企業の正社員が取ることになります。

とはいえ、フリーターという立場であっても、あまりに大きなミスで企業や店舗への多大な損失を与えてしまった場合は、解雇になる可能性もあります。

また、故意に損害を与えるような行動、たとえば社内情報をSNSでリークしたりすれば、アルバイトだろうが損害賠償を請求される可能性もあります。

正社員より仕事を辞めやすい

アルバイトという雇用形態は、契約期間を更新する有期雇用契約が基本です。そのため、契約更新をするかどうかは、フリーター本人が決めることができます。

仕事を辞めたり変えたりしやすい

フリーターは、自分の都合を優先することが容易で、仕事を辞めやすいです。

たとえば「結婚することになった」「就職先が決まった」などの生活の変化に伴って、契約満了に合わせて仕事を辞めることができます。

他には、現在就いている仕事が自分に合わない、別の仕事に興味が出てきたなどのときは、自分に向いている仕事を見つけるまでアルバイト先を変えることも、若いうちは比較的気軽にできます。

いきなり辞めるのはNG

仕事を辞めやすいとはいっても、「今週いっぱいで退職します」などと急に辞めるのはもちろんNGです。職場としてはほかのスタッフを探したり、シフトを調整したりしなければいけないため、いきなり辞めると迷惑はかかるので注意です。

バイト先を辞めることを決めた場合は1~2ヶ月前までに、職場の責任者に相談してください。

フリーターのデメリット

次にフリーターのデメリットを見ていきましょう。

収入が少ない

いまフリーターの方がほとんど実感していることだと思いますが、フリーターの収入は正社員と比べて少ない傾向にあります。若いうちは正社員の友人とあまり給与が変わらないかもしれませんが、正社員は少しずつ年収が上がっていきます。

20代のうちは、フリーターの平均年収が200万円前後で、正社員平均も200万円~300万円とそこまで大差はありません。しかし30代ではフリーターはほとんど収入が横ばいなのに対し、正社員は徐々に給与が上がり、40代後半には正社員の平均年収は400万円ほどになります。

このとき、フリーターとの差はすでに2倍になっているのです。正社員は50代になると管理職などの責任のある仕事を任されている人が多く、50代が一番平均年収の高い年代になります。フリーターの平均年収が依然として250万円を切るのに対し、正社員の平均年収は430万円程度まで上がります。60代以降はほとんどの正社員は退職しますが、フリーターはその後も仕事を辞めることができないのが現実です。

目先のことだけでなく、今後の収入がどうなっていくかということに目を向けてみましょう。

貯金できない

フリーターの場合は収入が少ないことで貯金ができない場合がほとんどです。毎月の出費で手元にお金がほとんど残らない、このような状況は容易に想像できます。

若いうちはまだそれでもよいかもしれませんが、何年同じ職場で働いても収入が上がるわけではないため、年齢を重ねても生活が楽にならず、逆に苦しくなっていきます。

ライフプランが設計しづらい

ある程度の年齢になってくれば、パートナーと結婚したいと考える人もいるはずです。

しかし、フリーターの収入には限りがあり増えにくいため、定職に就かないフリーターのままでは、結婚したり子育てをしたりすることは難しいのが現実です。

パートナーと幸せに暮らすには、安定した収入が必要です。生活の安定を保証できない人との結婚は躊躇されてしまうのは当然です。また、たとえパートナーが了承をしてくれたとしても、その両親から反対されてしまうことになりかねません。

将来的に家庭を持ちたいと考えている場合、やはり生活を維持していけるだけの収入は欠かせません。ずっとフリーターのままでは、自分のライフプランに影響が出てしまう可能性が高いです。

社会的信用が低い

フリーターは、企業から正規に雇用されてないため、社会的信用が低くいです。

「きちんと働いていない人」と思われてしまうだけでなく、金銭的な面でも信用されにくいというのが現実です。

金融関係の審査とフリーターは相性が悪い

金融関係(ローンやクレジットカードの発行)の審査には明確な審査基準が存在します。たとえフリーターとして一定の収入があるとしても、正規雇用ではないという点で、収入が不安定であると評価されて信用度が下がることがあるのです。

たとえばクレジットカードを作りたいときや車や家を買いたいときなど、キャッシングやローンが必要で一時的にお金を借りる形になる契約では、安定した収入の約束されていないフリーターは断られてしまう可能性が高いのです。

賃貸物件が借りられないケースも

アパートやマンションといった賃貸物件を借りる際、十分な貯蓄がある等の具体的な信用がない限り、フリーターは家を借りることが難しいです。

アルバイトは職歴にならない

フリーターとしての経験は、履歴書に「職歴」として記載をすることができません

「いつかは正社員として働きたい」と思いながら長年アルバイトやパートを続けているフリーターの人は、要注意です。

正社員の採用においては、フリーターはニートと同じ扱いを受けてしまうことになるのです。
職歴がきちんとある正社員の人と比較されてしまえば、職歴のない人が不利になってしまうことは当然ですので、「フリーターだけど働いているから大丈夫」という考えは捨てましょう。

色々なデメリットを見てきましたが、特に「職歴にならない」というのは、勘違いしている人も多いかもしれませんね。

フリーターが生活できなくなった時の末路はどうなるの?

フリーターを続けている人の多くは、「今は生活できているから大丈夫」と思っているはずです。

しかし、病気や怪我でアルバイトやパートを休まなくてはならなくなったり、仕事先が無くなってしまったりしたら、いったいどうなるのでしょうか?

家族、実家から支援してもらう

フリーターの中には、実家に住んだりご飯を作ってもらったりと、既に実家の両親に頼っている人もいるかもしれません。

今は自分一人で生活できている人も、収入がなくなってしまったら両親から支援してもらわざるを得なくなってしまいます。「親のすねをかじる」とも言われるように、学校を卒業し社会人になった後も両親の世話になっている人は、「自立していない」と見られ、世間からあまりよく思われません。

また、実家の両親もずっと支援ができる訳もなく、最終的には子供が親を支えることになります。その時にフリーターだった場合は、全員の生活費を確保することは非常に難しいです。結果、全員が年老いた時には貧困化してしまう可能性が非常に高いです。

生活保護を受ける

実家の両親が支援をしてくれるのであればまだ良い方です。両親に拒絶されたり、両親が亡くなっている場合はそもそも頼ることができないような、自力で生活できない人は国から支援をしてもらう、生活保護を受けることになります。

生活保護を受けている人への周囲からの目は厳しく、国にもらったお金で生活をしているため、金銭管理を徹底され、生活に制限されます。

生活レベルはどんどんと下がりますが、一定のお金を貰えるというところで安心してしまって、この環境から抜け出そうという気持ちすらなくなる場合があります。

ホームレスになる

生活保護も、誰もが受けられるものではありません。厳密な審査があり、若く働けるような人は生活保護を受給するのは非常に難しいです。

そもそも、生活保護は「働きたくても働けない人」に対してのみ支払われるため、働く元気があるのに働くことを拒否している人や就活をしていない人は、生活保護を受けることはできないのです。

「最悪生活保護を受ければいいじゃん」と考えている人は、結局生活保護を受給できず、ホームレスに落ちてしまって最底辺の生活をするという末路が待っています。

やっぱりフリーターで働くのは、将来のデメリットが大きすぎる気がするな。。。

正社員になれないフリーターの特徴

フリーターのデメリットや末路を知り、正社員になろうと努力したことのある方もいらっしゃると思います。
しかし、どんなに就活をしても選考に通らず、結局アルバイトやパートでしか雇ってもらえない人もいます。

正社員になれないフリーターには、どのような特徴があるのでしょうか?

志望動機が明確でない

アルバイトでも正社員でも、選考時には志望動機は必ず聞かれます。

アルバイトやフリーターの場合はその動機があまり明確でなくとも採用されるケースは多いです。これは単純労働力が求められているためです。

一方で、正社員の場合は責任のある仕事を任されるため、その企業に入りたい理由、叶えたい目的を本人が明確化している必要があります。

「なんとなく良い会社だと思った」などの志望動機では企業側は絶対に雇用しようと考えません。

本当に社員として働きたいなら、「なぜ御社を志望しているのか」を言葉にできる必要があります。

履歴書と職務経歴書を上手く書けない

企業に応募する時には、まず初めに提出を求められるのが履歴書と職務経歴書です。

第一印象がすべてを決めるとも言われるように、履歴書の書き方や内容は、あなたの印象をかなり大きく左右することになります。

面接官が読みたいと思うような履歴書と職務経歴書が準備できれなければ、面接に辿り着くことは不可能でしょう。

自分の力だけで就職活動をしている

フリーターの方が正社員で就職をすることは、簡単なことではありません。

フリーターの場合、もともと正社員の人よりも不利な状況からスタートすることになります。正社員の経験が無いため、就職や転職するための知識や経験がない場合が非常に多いです。

そのため、誰かに就職活動を手伝ってもらうことが望ましいでしょう。自分で何とかできるだろう」と過剰な自信を持ったり、世界を狭めてしまったりする可能性が高く、なかなか問題に気づくことができないで、ずっと就職活動が上手くいかない可能性が非常に高いです。

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フリーターで許されるのは20代まで!

「フリーターを長く続けることはリスクである」

この記事をここまで読んでいる方は、十分理解されていて、焦っているご状況かもしれません。

実際、フリーターはいつを目途に正社員への就職を目指した方が良いのでしょうか。

夢を追うためにフリーターとしての働き方を選んでいる方もいると思いますが、それが許されるのは20代のうちだと思ってください。

20代であれば周囲と比較してもさほど経験やスキル、収入に差がない上に、これから成長できる可能性があります。

そのため、20代であればフリーターや未経験者を歓迎している正社員の募集も多くあります。

しかし30代を過ぎて30半ばになってしまうと、と途端にフリーターを受け入れてくれる正社員募集はなくなります。

その先もずっとアルバイトを続けるという末路を辿ることになってしまうのです。

フリーターが就職する方法

最後に、フリーターが正社員として就職する方法をご紹介します。

フリーター生活のデメリットや将来について改めて目を向け、早めに正社員になるための行動を起こした方が良いかも?と思っていただけたかと思います。

やり方としては、ハロワークに相談したり、アルバイト先にそのまま就職する方法もありますが、正直これらはオススメしません。

ハローワークに相談する

ハローワークは全国各地にある公的な職業相談所で、様々な求人の情報が集まっています。

求人情報を見るだけでなく、無料のセミナーを受けたり、資格を取るための支援を受けることができます。

ただし、ハロワークには求人を無料で掲載することができるため、ブラック企業が混じっている可能性も非常に高いです。ハロワークを経由して仕事を選んだ場合、最悪の場合フリーターの時よりも給与も下がる可能性もあります。

アルバイト先に就職する

一定の期間以上アルバイトを続けると、正社員になるための試験を受けられる企業もあります。

アルバイトとしての経験があるため仕事をすでに理解しており、現場の感覚も身についていることから、積極的に正社員に登用するケースがあるのです。今のアルバイト先にこの制度があるという人や、はじめから正社員の就活をすることに抵抗のある人は、この制度での正社員登用を目指してみるのも良いでしょう。

ただし、「正社員に推薦してあげるよ~」という甘い言葉で”ただ辞めないように引き止めている”場合もあります本当にアルバイト先に”正社員登用制度”があるのかを確認しましょう。そもそも正社員になれない場合もあります。

就職エージェントにアドバイスをもらう

フリーターに人が1人で就職活動することは、不安があったり知識不足のせいで失敗する可能性は非常に高いです。

自分の状況の整理や、なるべく早く正社員として就職をするためには、転職エージェントに相談することが一番おすすめです。

書類の作成から、面接対策をやってもらえる、トータルサポートをしてくれる転職エージェントに相談をして、就活を全面的にサポートしてもらうのが一番の近道です。

まとめ

「フリーターは良くない」と世間で言われがちなことに対し「フリーターで何が悪いの?」と思っている人やこの先に不安を持っているフリーターに向けての内容を解説いたしました。

フリーターでいることのデメリットやリスク、フリーターの末路はイメージできましたか?本当にこのままで大丈夫ですか?

一度フリーターとして生活していても、これからまだまだ正社員になれる可能性は十分にあります。悲惨な末路を辿らないためにも、ぜひ、正社員に向けて一歩を踏み出すことを考えてみてください!

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